中東情勢悪化と欧州ガス在庫不足。
市場連動プランは今こそ見直しを。

日本電力調達ソリューション代表の高橋優人です。
こちらでは、私がお客様とやりとりさせていただく中で気づいたこと、ニュース記事を見て学んだこと等をリアルタイムで発信しています。

読んでくださる方にとって、有益な情報になっていれば幸いです。

ここ数日、中東情勢が再び緊迫しています。
軍事的な応酬が続き、ホルムズ海峡を巡る緊張も高まるなど、エネルギー市場は再び地政学リスクを強く意識する状況となっています。
さらに、エネルギー業界ではここ数日、「欧州のガス在庫不足」に関する話題が急速に増えています。

実際に、欧州ガスインフラを管理するENTSOGのデータを見ると、2026年7月時点のガス在庫率は約50%と、昨年(約59%)、一昨年(約77%)を大きく下回る水準で推移しています。

https://gasdashboard.entsog.eu/

欧州は、冬に向けてガス在庫を積み増す必要がありますが、今のところあまり良いペースではありません。
この低い水準から補充を進めるためには、これから冬にかけて、ガスを積極的に調達する可能性があります。
その結果、欧州ガス価格(TTF)やアジアLNG価格(JKM)が上昇し、日本の電気料金にも影響が及ぶことが懸念されます。

もちろん、この懸念が杞憂に終わる可能性も十分あります。

しかし、もし冬場に寒波や中東情勢のさらなる悪化などが重なれば、燃料価格が大きく上昇するリスクは決して小さくありません。
日本はLNGへの依存度が高く、燃料価格の上昇は電気料金にも反映されやすい構造です。
ここ数日の中東情勢の悪化と、例年より低い欧州ガス在庫という2つの材料を見る限り、市場が大きく動く可能性は以前より高まっていると感じています。

特に市場連動プランをご利用のお客様は、このタイミングで一度契約内容を見直してみることをおすすめします。
エネルギー調達は「何か起きてから動く」のではなく、「何も起きていない時に備える」ことが、大きな損失を避けることにつながります。

市場連動プランを継続するか、固定価格へ切り替えるか。
少しでも不安を感じられる方は、お気軽にご相談ください。万が一に備えられるのは、まだ市場が落ち着いている「今」です。

お客様にとって最適な調達方法を、一緒に考えさせていただきます。

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