日本電力調達ソリューション代表の高橋優人です。
こちらでは、私がお客様とやりとりさせていただく中で気づいたこと、ニュース記事を見て学んだこと等をリアルタイムで発信しています。
読んでくださる方にとって、有益な情報になっていれば幸いです。
足元の電力市場および契約環境について、情報共有をさせていただきます。
重要な動きが見られております。
■エネルギー価格の状況
原油価格は再び110ドルを超える水準となっており、エネルギー価格は高値圏で推移しています。
マーケット|SBI証券
https://www.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLETmgR001Control&_PageID=WPLETmgR001Mdtl20&_DataStoreID=DSWPLETmgR001Control&_ActionID=DefaultAID&burl=iris_indexDetail&cat1=market&cat2=index&dir=tl1-idxdtl%7Ctl2-CLv1%7Ctl5-jpn&file=index.html&getFlg=on&msockid=2381a482b90b6fc61812b13bb8e16e8d
(直近6カ月WTI原油価格推移)

このような状況を踏まえると、電力価格および契約環境についても、短期的な収束ではなく、一定期間の高止まりを前提に捉える必要がある状況と考えられます。
■電力会社の新規受付停止の動き
報道のとおり、大手電力会社においても、新規受付に関する制限の可能性が言及されています。
・東京ガス、企業向け電力契約の新規受け付け停止 調達コスト上昇で – 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC02BYF0S6A400C2000000/?n_cid=dsapp_share_ios
・東京ガスやENEOS、燃料価格高騰で企業向け電力契約の新規受け付け停止 : 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20260402-GYT1T00291/
・東電EP、法人受け付け停止も/市場連動性の低いメニューで –電気新聞ウェブサイト
https://www.denkishimbun.com/archives/404585
東京電力エナジーパートナーにおいても、今後の新規受付停止の可能性に言及されており、契約環境に変化が見られ始めています。
また、具体的に公表されていないものの、実務上は新規受付を停止する電力会社も増えてきている状況です。
■今回の動きの意味
LNGの長期契約を保有する東京ガスや、千葉県五井に火力発電を有するENEOSにおいても同様の動きが見られています。
今回の動きは個社の問題ではなく、市場全体の構造変化を示す重要なシグナルと考えられます。
一方、新規受付の停止は、電力会社が供給量を適切に管理し、既存のお客様への安定供給を優先するための対応とも言えます。
■小売電気事業者への影響
今回のように大手電力会社においても受付制限の動きが見られる中、小規模な小売電気事業者にとっては、より大きな影響が出る可能性があります。
特に、2022年のロシア・ウクライナ情勢時のように、事業撤退や強制解約といった対応が発生する可能性についても、一定の留意が必要です。
■まとめ
電力市場は現在、
・エネルギー価格の上昇
・電力価格の高止まり
・契約環境の変化
が同時に進行している局面にあります。
引き続き状況を注視し、変化があれば速やかにご案内いたします。
今後の市場連動プランの影響、燃料費等調整額の見通し等、ご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
引き続き、よろしくお願いいたします。

代表取締役社長 高橋 優人
新卒で九州電力に入社し、約7年間在籍。在籍時は、電力の法人営業、ガスの個人営業等に従事。その後、エネルギーベンチャー企業を経て、日本電力調達ソリューションに参画。2024年9月に代表取締役社長に就任。















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