25年度初回のFIT非化石証書の約定量が過去最高を記録しました

日本電力調達ソリューション代表の高橋優人です。
こちらでは、私がお客様とやりとりさせていただく中で気づいたこと、ニュース記事を見て学んだこと等をリアルタイムで発信しています。

そのため、私の主観が入っておりますこと、ご容赦ください。読んでくださる方にとって、有益な情報になっていれば幸いです。

2025年度初回のFIT非化石証書取引は、売り入札308億8800万kWhに対し、209億7655万kWhが約定となりました。2024年度の初回取引が143億7865万kWh、2023年度の初回取引が85億548万kWhだったことを考えると、取引量がどんどん増加していることがわかると思います。ニーズは高まってきていますね。FIT非化石証書の売り札は1200億kWh/年前後です。2025年度の残り3回で毎回200億kWh以上約定した場合、需給バランスは70%程度まで上昇することになります。「再エネ調達はFIT非化石証書で十分」と考えていらっしゃる方も、少しずつ危機感を覚える水準が近づいてきたのではないでしょうか。このままいけば、26年度は需給バランスがひっ迫しそうですし、もしかしたら、27年度は需給バランスが逆転するかもしれません。

少なくとも「30年度に目標をクリアすればいいから、29年度ぐらいか動き始めよう」という感覚では、乗り遅れてしまう可能性が出てきました。今後、再エネ調達を本格化していく企業様は、FIT非化石証書以外にも選択肢の情報収集を始めたほうがいいかもしれません。
 
弊社では、小売電気事業者の非FIT非化石証書付のメニュー、フィジカルPPPA、バーチャルPPA、価格固定のバーチャルPPA等、幅広くご提案が可能です。情報収集段階でも大丈夫です。ご不明な点等ございましたら、お気軽にお申し付けください。

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