代表の高橋です。
こちらでは、私がお客様とやりとりさせていただく中で気づいたこと、ニュース記事を見て学んだこと等をリアルタイムで発信しています。
そのため、私の主観が入っておりますこと、ご容赦ください。読んでくださる方にとって、有益な情報になっていれば幸いです。
弊社の強みの一つに専門性の高さがあります。電力会社出身なので、知識や経験があります。そして、その専門性の高さはどこで発揮されるのでしょうか。それは、平時ではなく、有事の時です。前回のブログでも書きましたが、この2週間ほど、イランイスラエル問題により、緊迫した状態が続いていました。原油価格の高騰、LNG価格の高騰もあり、電力価格への影響を不安に思われた方も多かったと思います。
例えば今回のケース、専門性が発揮されたのは、燃料価格を文字列として捉えるか、解釈を持つことができるかの違いだと思います。例えば、原油価格が78ドルになったと聞いたとき、それが高いのか安いのかは、経験がないと解釈することはできません。私たちは、過去何年ものデータから、「70ドル後半は、珍しい数字ではない。たしかに前日比で14%の上昇は、注意すべきだけど、LNG価格にすぐに影響をもたらすほどではない」と考えていました。なお、日本の電力価格は、JKM(アジアのLNGスポット)に影響を受けます。
「原油価格の急騰は、注意すべきであるが、すぐに電力価格には影響を与えない」お客様にも、今後の動きを注視する必要があるが、現時点では大丈夫。というアナウンスを続けてきました。ですが、万が一、上がった場合のシミュレーションは何度も行い、すぐに対応できる体制を取っていました。
電力は色がない。差別化が難しい。とはよく言われることです。しかし、このような有事の際には、特に専門性が活きます。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という言葉があるように、人は過ぎたことを忘れてしまいます。ですが、今後も何があるかわかりません。
私たちは、あらゆる備えをしています。万が一の時に相談窓口を持っておくことは、有事の際にとても有効です。電力契約に不安がある方は、ぜひ、弊社までお声掛けください。
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