電源構成、見たことありますか?(ブログ用)

代表の高橋です。
こちらでは、私がお客様とやりとりさせていただく中で気づいたこと、ニュース記事を見て学んだこと等をリアルタイムで発信しています。

そのため、私の主観が入っておりますこと、ご容赦ください。読んでくださる方にとって、有益な情報になっていれば幸いです。

最近は、電力市場の価格が落ち着いていることもあり、市場連動プランを選ばれるお客様も増えてきました。ある程度、市場連動プランのことを理解した上で、市場連動プランを選ぶのは良いと思います。一方で、価格を重視しすぎて、特徴が分からないまま、市場連動プランを選ぶのは注意が必要です。

私は一つの指標として、電源構成を見てみるのがよいと思っています。もちろんここだけを見ればいいというわけではありませんが、電力会社を選ぶ上で、参考にはなるはずです。

新電力で、自社電源を持っている、あるいは相対契約で電源を持っている場合、電力市場(卸電力取引所)からの調達割合は、20-40%程度になります。市場以外の電源も持っているので、市場連動プランに比べると、高騰リスクには強いと言えるでしょう。
しかし、電源を押さえているということは、あらかじめ発電事業者からの調達ができているということです。この場合、発電事業者とは年間契約等になっていることもあります。

たまに、お客様から「市場が安いから電気契約単価も下げてほしい」というお声をいただきます。ですが、上述の理由から、簡単にお客様への提供価格を下げることはできません。市場が安い時、市場以外の電源は、相対的に市場連動よりも高くなってしまいます。
高騰リスクを受け入れることが出来る場合は、市場連動プランを選択。高騰リスクを受け入れられない場合は、安定的なプランを提案してくれる会社を選んだ方がいいと思います。時に、他社の市場連動の提案が安いことがあるかもしれません。しかし、市場連動は、いつ見積もりを取るかで見え方が大きく変わります。冷静な判断が必要でしょう。

いざという時に迷わないためにも、リスクをとって、価格を重視するのか、安定性を重視するのか、会社の方針を決めておいた方が良さそうです。

この機会に、電力契約の見積書の数字だけでは見えてこない「電源構成」について、考えてみてはいかがでしょうか。

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事