代表の高橋です。
こちらでは、私がお客様とやりとりさせていただく中で気づいたこと、ニュース記事を見て学んだこと等をリアルタイムで発信しています。
そのため、私の主観が入っておりますこと、ご容赦ください。読んでくださる方にとって、有益な情報になっていれば幸いです。
東京電力エナジーパートナーの2025年4月の燃料費等調整額が公開されました。見られた方は分かるかもしれませんが、かなり難解です。
約款：2024年4月1日実施と2025年4月1日実施
メニュー：ベーシック、市場調整ゼロ、従来の標準プラン①、従来の標準プラン②
市場調整：2025年4月1日の約款に準じたメニューは、朝、昼、晩、夜、の4時間帯に分かれています。
早速、数名のお客様から4月以降の燃料費等調整額を教えてほしいと、連絡がありました。私もお客様がどの値を使えばいいのかは、答えることができます。ただし、厄介なのは、年の途中で契約期間の更新を迎えるものです。
例えば、現在は、「2024年4月1日約款」の「従来の標準プラン①」で契約していたとします。そして、2025年8月末で契約期間の更新を迎えたとします。そうすると、2025年9月からは、2025年4月1日約款に則り、燃料費等調整額が算定されるようになります。これ、かなり難しいですよね。おそらくここまで理解するのは、普段から電力契約をしっかり見ていないと困難だと思います。
そして、これは、予算作成などには、大きな影響を与えます。燃料費調整額の算定式が変わると、0.39円/kWh程度の差が生まれますからね。（※高圧業務用電力の場合。2024年9月リセット時の価格差）特に2025年4月実施の約款では、市場調整項が当月のスポット価格を反映するようになっています。例えば、2025年4月1日～4月30日までの燃料費等調整額（の中の市場調整項）は、5月にならないと分からないわけです。事前に燃料費等調整額を把握することができなくなります。これは、オペレーションにも多少の影響があると思います。
一度、最新の燃料費等調整額を見てみてください。想像以上に難しいと思います。
https://www.tepco.co.jp/ep/corporate/adjust2/new/index-j.html
なお、当社では燃料費等調整額の予測サービスや、電気料金予算作成支援等も行っております。燃料費等調整額関連でお困りのお客様がいらっしゃれば、ぜひお声掛けください。
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