市場連動のニーズが以前よりも増えてきている

代表の高橋です。
こちらでは、私がお客様とやりとりさせていただく中で気づいたこと、ニュース記事を見て学んだこと等をリアルタイムで発信しています。

そのため、私の主観が入っておりますこと、ご容赦ください。読んでくださる方にとって、有益な情報になっていれば幸いです。

2022年の電力高騰の際、市場連動プランで契約していたために、電気料金が高くなったというお客様もいらっしゃるかもしれません。その結果、市場連動プラン=リスクがあり、怖い というイメージを持った方も多いと思います。私もそのように思っていました。
しかし、最近はお客様側から、「市場連動プランでお願いします」と言われることも増えました。高騰のリスクも承知の上だそうです。

そこで私は市場連動プランのニーズが増えつつある現状を少し分析してみました。
大きく下記の4つがあると思います。

1.地域電力の燃料費等調整額にも市場調整要素が強くなってきた
2023年頃から、地域電力の燃料費等調整額には、市場調整項が入るようになりました。また、直近では市場調整の反映タイミングや燃料費等調整額に占める市場調整の割合も変わってきています。その結果、地域電力の料金も市場連動プランに近くなってきています。

2.25年度の容量拠出金が低いこともあり、市場連動プラン選択時の基本料金が安い
25年度の容量拠出金は、2024年度に比べ、半分以下となっています。したがって、新電力等の小売電気事業者が提供する25年度の基本料金は、24年度に比べ、600円/kW程度下がる可能性が高いです。これにより、地域電力の基本料金に比べると、半分程度になるケースもあります。

3.劇的に安いわけではないが、比較的市場が落ち着いている
2021年の前半や2020年ほどではありませんが、現在、電力市場価格はやや落ち着いています。少なくも、2022年に比べると、5~10円/kWh程安いです。

4.2022年の高騰は、異常値だったと考えるお客様もいる
お客様の中には、2022年の高騰は異常値だったと考え、今後同様のケースが起きる確率を、そこまで高くないと考えているお客様もいらっしゃいます。

上記のことから、進んで市場連動プランを導入されたいお客様も増えています。もちろん、市場に左右されるので、変動リスクは残りますが、高騰したとしても、影響は限定的かもしれません。安くなるチャンスがあるのなら、多少リスクを取ってでも、電気料金を下げたいお客様というお客様もいらっしゃる印象を受けます。

なお、弊社では、特定の月の料金を固定化するオプションや、高騰抑制オプションのご案内も行っております。安い市場価格を享受しつつ、万が一の市場価格高騰リスクを抑制できます。ご興味がありましたら、ぜひ弊社までお声掛けください。

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