福島第一原子力発電所の見学に行ってきました

代表の高橋です。
こちらでは、私がお客様とやりとりさせていただく中で気づいたこと、ニュース記事を見て学んだこと等をリアルタイムで発信しています。

そのため、私の主観が入っておりますこと、ご容赦ください。読んでくださる方にとって、有益な情報になっていれば幸いです。

今日、福島第一原子力発電所の見学に行ってきました。行程は、東京電力廃炉資料館、福島第一原子力発電所という順番です。

まず、廃炉資料館で印象的だったのは、ガイドをしてくださる方が、冒頭に「私たちが起こした事故により、地域の皆さま、社会にご迷惑をおかけしたことをお詫びします。申し訳ございませんでした」と言って、深々と頭を下げられていたことです。何年経っても、当時のことを風化させないという思い、また、関係者の方々の強い責任感を感じました。

次に廃炉資料館からバスで原子力発電所に移動しました。移動のときに見た街の姿にもただただ驚くばかりでした。木が倒れて手入れされていなかったり、お店はやっていないにもかかわらず、建物だけが残っていたりするところが、何か所も散見されました。映像では見たことがありますが、リアルにその様子を見て、衝撃を受けました。

福島第一原子力発電所に到着してからは、構内を案内していただき、1号機から6号機までを目の前で見ました。特に1号機と3号機は、事故後の面影が強く残っており、がれき等がたくさん残っていました。元々事務所だったという建物は、窓ガラスも割れ、天井は落ちたままになっていました。

これが2011年から14年経った2025年の姿です。信じがたく、言葉を失いました。
私が九州電力に入社したのが2012年です。当時はまだまだ若かったですし、九州からの物理的な距離があったこともあり、少し遠い世界に感じていました。しかし、今回、このような機会をいただいたことで、福島の事故をより自分事に感じられたと思います。

構内では4000~5000人が働いておられるそうです。それだけ多くの人が長い年月をかけて仕事をしても、このような状況です。しかも、再稼働を目指しているわけではありません、廃炉のために多くの人が働いています。汚染水による環境被害がないように、万全に万全を重ね、多くの人が携わっています。このことを忘れてはいけないと思いました。

セキュリティの関係で、受け入れができる人数は限りがあるようですが、機会があれば多くの人に見てほしいです。

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