どちらが安いと思いますか?

代表の高橋です。
こちらでは、私がお客様とやりとりさせていただく中で気づいたこと、ニュース記事を見て学んだこと等をリアルタイムで発信しています。

そのため、私の主観が入っておりますこと、ご容赦ください。読んでくださる方にとって、有益な情報になっていれば幸いです。

突然ですが、この2つどちらが安いと思いますか?

①基本料金600円/kW 従量料金20.5円/kWh
②基本料金1900円/kW 従量料金20.0円/kWh

ぱっと見た感じでは①の方が安く見えるかもしれません。でも、これは負荷率(電気の使い方)によって変わります。試しに2つの電力使用状況で、試算をしてみます。(わかりやすくするために、力率割引は対象外とします)

A.契約電力100kW、使用量200,000kWh、負荷率 23%
①600×100+20.5×200,000=4,160,000円
②1900×100+20×200,000=4,190,000円

B.契約電力100kW、使用量400,000kWh、負荷率 46%
①600×100+20.5×400,000=8,260,000円
②1900×100+20×400,000=8,190,000円

このように、Aの使い方では、基本料金が安い①の単価設定の方が安く、Bの使い方では、従量料金が安い②の方が安くなります。

これは、負荷率(電気の使い方)によるものです。
負荷率が低いと、全体電力量に占める基本料金の割合が”高く”なります。そうすると、基本料金が安い料金体系のほうが、メリットが出ます。反対に負荷率が高いと、全体電力量に占める基本料金の割合が”低く”なります。そうすると、従量料金が安い料金体系のほうが、メリットが出ます。

Aの使い方は、オフィスビルや学校等、昼を中心に電力使用があり、朝夜の使用量が少ないお客様に多いです。Bの使い方は、病院やコンビニ、工場等、電力使用状況が24時間に近いお客様に多いです。

自社の使い方が、どちらが適しているか、確認してみると良いかもしれません。確認の仕方が分からないという方は、ぜひ弊社までお声掛けください。適正料金を診断させていただきます。

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