日本電力調達ソリューション代表の高橋優人です。
こちらでは、私がお客様とやりとりさせていただく中で気づいたこと、ニュース記事を見て学んだこと等をリアルタイムで発信しています。
そのため、私の主観が入っておりますこと、ご容赦ください。読んでくださる方にとって、有益な情報になっていれば幸いです。
10月1日の電気新聞の情報です。
経済産業省・資源エネルギー庁が、FIT非化石証書下限価格を引き上げる方向で検討に入りました。
これは再エネ調達(CO2フリー、RE100対応)において、大きな転換点となる可能性があります。
■今回のポイント
下限価格の引き上げ検討(現在下限価格は、0.4円/kWh(税抜))
⇒背景としては、FIT非化石証書の価格の低迷が、「再エネの電源開発」や「需要家との長期PPA(電源購入契約)」を阻害していると判断。
■企業への影響
・非化石証書を直接(あるいは仲介事業者から)購入しているお客様は、今後価格上昇の可能性が出てきます。
・FIT非化石証書の価格上限撤廃が行われた場合、需給バランスひっ迫時に、大きなコスト負担となる可能性があります。
※現在の上限価格は、4.0円/kWh(税抜)
・小売電気事業者の再エネメニューについても、FIT非化石証書を付帯している場合は、今後価格上昇の可能性があります。
・PPAをご検討のお客様は、相対的に価格が下がる可能性があり、PPAに取り組みやすくなる可能性があります。
■まとめ
具体的な時期は、明らかにされていないものの、「早急に検討されるべき」とのコメントがあります。
今後の再エネ調達の対策については、早めにご検討されたほうがよいかもしれません。
なお、当社では最新動向を踏まえた再エネ調達の最適化をサポートしております。
ご関心ある方は、お気軽にご相談ください。
それでは、引き続きよろしくお願いいたします。
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